勝利を描く(1986年、イラク)
タイトル: نرسم الانتصار (勝利を描く)
言語: アラビア語
フォーマット: ペーパーバック、ぬりえコミックブック
イラストレーター: عامر رشاد (アメル・ラシャド)
出版社: دار ثقافة الأطفال (子ども文化ハウス)
シリーズ: مكتبة الطفل – سلسلة الهوايات (子ども図書館 – ホビーシリーズ)
発行年: 1986年
発行地: バグダッド、イラク
ページ数: 36ページ
サイズ: 21 x 14.5 cm
状態: 非常に良好、経年による多少の跡あり
デジタル化状況: 未デジタル化
発送元: ニューヨーク市
イラクの子ども向け戦時プロパガンダの希少な遺物である「勝利を描く」(1986年)は、イラン・イラク戦争の最中に制作された不穏ながらも重要なぬりえブックです。アメル・ラシャドがイラストを担当し、イラク文化情報省傘下の子ども文化ハウスから出版された本書は、風刺とカリカチュアを武器にアヤトラ・ホメイニとその同盟者を中傷しています。
このコミックぬりえの各ページは、イランの聖職者や「シオニスト」人物、軍事的勝利の場面をグロテスクに描いたイラストに色を塗るよう子どもたちに促します。イラクの子どもがホメイニを鉛筆で突く場面から、粗雑な反ユダヤ的イメージやイランの指導者たちがユダヤの陰謀者から武器を受け取る描写まで、この本は包囲下で育った世代に向けた明確なイデオロギー的メッセージを伝えています。
ぬりえと心理的ツールの両面を持つこの出版物は、コミックイラストとナショナリズムの象徴を組み合わせています。例えば、子どもたちが剣の代わりに本や鉛筆を持つ姿など、サッダーム時代の軍国主義を教育の場に投影しています。
国家機構が子どもたちの想像力を標的にした冷酷な例であり、この作品は教育、戦争、プロパガンダが不穏に交差する地点に位置しています。イラン・イラク戦争(1980~1988年)中に国内向けに制作されたバアス党の印刷物の中でも、現在では希少なジャンルの一つです。
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